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双葉のしおり

読んだ本の感想と紹介をするブログです

文学

数藤ゆきえ『昔話の食卓』

グリム童話に登場する貧相なお弁当といえば、すっぱいビールと硬いパン、というイメージを漠然と持っていた。貧しいのだからパンが硬いのは納得できる。 だがビールはどうだろう。 現代の感覚からすると、ビールはどちらかと言うと贅沢品であるし、昼食時の…

宮下啓三『メルヘンの履歴書 ―時を超える物語の系譜』

ドイツにおけるメルヘンの成り立ちと現代までの変遷を追った一冊。ドイツ文学においてメルヘンが重要な位置を占めているということはなんとなく知っていたが、文学としての始まりがフランスの妖精物語の翻訳だったのは意外だった。 しかも、フランスでは妖精…